歴史の地で味わう美術工芸と絶景【鹿児島県】

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《鹿児島の名所で味わう美術工芸品と絶景を紹介します》

仙厳園と薩摩切子【鹿児島県鹿児島市】

鹿児島を代表する観光名所といえば桜島や屋久島などがありますが、

江戸時代1658年に19代島津光久によって築かれた『仙厳園』も必ず訪れたい観光名所の一つです。

記憶に新しい大河ドラマ『西郷どん』や2008年の『篤姫』のロケ地としても有名ですが、

美術工芸品である島津薩摩切子の産地であるということは全国的にはあまり知られていません。

繊細さが際立つ島津薩摩切子

28代島津斉彬は富国強兵を背景に、日本をより強く豊かな国とすべく、海外交易品として「薩摩切子」の開発を進めました。

斉彬の急逝や薩英戦争から明治維新を経て西南戦争へと進む歴史の中で製造は途絶え幻の工芸品となってしまいました。

鹿児島で薩摩切子をよみがえらせたいと、鹿児島県の協力のもと島津家が中心となって復元に取り組み「島津薩摩切子」の名称で復活。

鹿児島を代表する美術工芸品

”仙厳園”

広大な広さの仙厳園内に「島津薩摩切子」が販売されているギャラリーショップがあり、多数の切子や薩摩焼が飾られています。

ショップ内から見える桜島と「島津薩摩切子」のコラボレーションは圧巻。鹿児島ならではの絶景に思わず見とれてしまいます。

島津薩摩切子の魅力

”島津薩摩切子”

島津薩摩切子はクリスタルガラスである為それだけで十分に美しいのですが、更に「ぼかし」という濃淡を活かした技法を用いているため、他の「切子」と一線を画す美術工芸品として引き継がれています。

また、ひとつひとつ丁寧に手作業で作られているものなので、職人の思いも感じながら、実際に手に取り「色」「感触」「重さ」を自分の五感で確かめながら選ぶ、このひとときも魅力のひとつです。


仙厳園公式HP: https://www.senganen.jp/